この記事でわかること
- 小栗忠順の読み方は「おぐり ただまさ」、通称は小栗上野介(こうずけのすけ)
- 幕末にアメリカへ渡り、帰国後に横須賀製鉄所づくりを進めた幕府の役人
- 最期の地は群馬県高崎市倉渕町。42歳で亡くなった
2027年1月10日から始まるNHK大河ドラマ『逆賊の幕臣』。
主人公は、松坂桃李さんが演じる小栗忠順です。
「小栗忠順って誰?」「何をした人?」「なんて読むの?」と気になっている人も多いはずです。
この記事では、小栗忠順の領地だった群馬県高崎市の資料をもとに、史実の小栗忠順を年表でわかりやすくまとめます。
ドラマのこれからの展開にはふれないので、安心して読んでください。
小栗忠順のプロフィール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | 小栗忠順(おぐり ただまさ) |
| 通称 | 小栗上野介(おぐり こうずけのすけ) |
| 生まれ | 1827年(文政10年)、江戸の神田駿河台 |
| 家 | 旗本の家の長男 |
| 主な役職 | 外国奉行、勘定奉行、江戸町奉行、歩兵奉行など |
| 亡くなった年 | 1868年(慶応4年)、42歳 |
| 亡くなった場所 | 烏川の河原(今の群馬県高崎市倉渕町水沼) |
| 大河ドラマ | 『逆賊の幕臣』(2027年)の主人公、演じるのは松坂桃李さん |
生まれた神田駿河台は、今の東京都千代田区です。
小栗家は、徳川家に仕える旗本の家でした。
小栗忠順は何をした人?
ひとことで言うと、幕末に日本の近代化を進めようとした幕府の役人です。
高崎市の資料では、主な功績として次のようなことが紹介されています。
アメリカへ渡った「遣米使節」
1860年、小栗忠順は日本で初めての遣米使節の目付(監察の役)として、アメリカへ渡りました。
ワシントンの海軍造船所を見学し、日本にも造船所が必要だと考えたといわれています。
帰りはアフリカやアジアを回って帰国し、その後、外国奉行になりました。
横須賀製鉄所をつくった
1863年、小栗忠順は製鉄所をつくる案を幕府に出しました。
1865年に横須賀製鉄所の建設が始まり、小栗が亡くなったあとの1871年に1号ドックが完成して「横須賀造船所」と名前が変わりました。
ほかにも「日本初」がいっぱい
| 取り組み | 内容 |
|---|---|
| 滝野川反射炉 | 敷地に西洋式の火薬製造の機械を置いた、日本初の本格的な西洋式火薬工場の源流とされる |
| フランス式の軍隊 | 歩兵・騎兵・砲兵を組み合わせた戦い方を取り入れた |
| 横浜仏蘭西語伝習所 | 1865年に設立、実学を重んじるフランス語の学校 |
| 兵庫商社 | 1867年に設立、英語のカンパニーに「商社」という言葉を当てたとされる |
今でも使われている「商社」という言葉にも関わっていたとされるのは、おどろきです。
小栗忠順の年表
| 年 | できごと |
|---|---|
| 1827年 | 江戸の神田駿河台で、旗本の長男として生まれる |
| 1843年 | 初めて江戸城に登城し、将軍にお目見えする |
| 1855年 | 父が亡くなり、小栗家をつぐ |
| 1859年 | 本丸の目付になる |
| 1860年 | 遣米使節の目付としてアメリカへ、帰国後に外国奉行に |
| 1862年 | 勘定奉行(勝手方)・江戸町奉行・歩兵奉行などをつとめる |
| 1864年 | 鉄砲づくりの責任者になる |
| 1865年 | 横須賀製鉄所の建設が始まる |
| 1866年 | 滝野川反射炉が完成する |
| 1867年 | フランスの軍事顧問団をまねく、兵庫商社を作る |
| 1868年 | 1月にすべての役職をやめさせられ、3月に権田村へ、閏4月6日に亡くなる |
日付は、高崎市の資料にあるものです(1868年は旧暦)。
群馬との関係は?最期の地は高崎市
小栗忠順は、上野国の権田村(今の群馬県高崎市倉渕町権田)を領地にしていました。
1868年1月に幕府の役職をすべてやめさせられたあと、権田村に住むことを決め、3月に到着しました。
村では東善寺に仮住まいをしています。
権田村で過ごしたのは、約65日間でした。
その短い間にも、屋敷をつくる計画を進めたり、フランス式の測量で用水路(小高用水)を整えたりしています。小高用水は、今も地域の田畑をうるおしているそうです。
最期はどうなった?
1868年閏4月5日、小栗忠順は家臣3人とともに捕らえられ、取り調べもないまま、翌日に倉渕町水沼の烏川の河原で斬首されました。42歳でした。
この場所は「小栗上野介忠順終焉の地」として、高崎市の史跡に指定されています。
1932年に地元の人たちが建てた碑には、「偉人小栗上野介罪なくして此所に斬らる」と刻まれています。
記念館もできる予定
小栗のお墓がある東善寺の近くでは、小栗上野介の顕彰会が記念館をつくっていて、2026年12月の完成をめざしていると報じられています。
大河ドラマが始まる前に、ゆかりの地をたずねる人も増えそうです。
大河ドラマ『逆賊の幕臣』の放送はいつから?
『逆賊の幕臣』は、2027年1月10日(日)から放送されます。毎週日曜の夜8時からです。
脚本は安達奈緒子さんです。
発表されたキャストは、こちらの記事でまとめています。

今放送中の大河『豊臣兄弟!』の最終回は、2026年12月13日です。

よくある質問
Q. 小栗忠順の読み方は?
A. 「おぐり ただまさ」です。通称の小栗上野介は「おぐり こうずけのすけ」と読みます。
Q. 小栗忠順は何歳で亡くなった?
A. 1868年に42歳で亡くなりました。
Q. 小栗忠順の出身地は?
A. 江戸の神田駿河台(今の東京都千代田区)です。最期を迎えた群馬県高崎市倉渕町は、領地だった場所です。
まとめ
- 小栗忠順(おぐり ただまさ)は、通称・小栗上野介。1827年に江戸で生まれた旗本
- 1860年にアメリカへ渡り、帰国後に横須賀製鉄所づくりを進めた
- 1868年、領地の権田村(群馬県高崎市倉渕町)で42歳で亡くなった
- 2027年の大河ドラマ『逆賊の幕臣』の主人公(松坂桃李さん)
出典:高崎市公式ホームページ(観光サイト「大河ドラマ『逆賊の幕臣』の主人公 小栗上野介忠順」2026年9月14日更新/文化財情報「小栗上野介忠順終焉の地」)、秋田魁新報(共同通信、2026/4/1)、NHK大河ドラマ『逆賊の幕臣』発表



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